第4回日本ジオパーク大会 隠岐大会

10月18日(金)

ツアー概要

時間
8:50〜14:10
内容  
Dコース:島後2日間ツアー
費用  
20,000円
見学地
隠岐の島町(島後)

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※内容については当日の内容を元に掲載しており、予定されていた内容と一部異なる箇所がございます。

時刻 場所 解説・写真
08:35 A:宿泊施設発
08:59~09:31 B:ゼノリス海岸

海岸に転がっている灰色の石には、光沢のある黒色や透明な黄緑色の鉱物結晶のかたまりが入っている。これがマントルゼノリスと呼んでいるもので、地殻よりもさらに下にあるマントルを構成する岩石がマグマの噴出の勢いで壊され、取り込まれて地上に上がってきたものと考えられる。

10:20~10:45 C:乳房杉

推定樹齢800年とされる特異な形の杉で、隠岐最高峰の大満寺山のすそ野に立っています。この木の名前の由来であり、特徴でもある枝についた下垂根は大小24個あると言われています。周辺は霧の出やすい環境になっており、その理由は海を渡ってきた湿った空気と、木の周辺に点在する風穴から出る冷たい空気がぶつかりあうためと考えられています。

11:10~10:36 D:トカゲ岩

かつて日本三大奇岩の一つとされたトカゲ岩は、岩肌をよじ上る全長26mの巨大なトカゲの形をしている。この岩は材質も珍しいもので、日本で最もアルカリ元素を多く含む火山岩(粗面岩)からなる。この岩石はマグマが地表付近までのぼってきて噴出せず冷え固まった岩脈で、周りが侵食されて地表に出たもの。

12:10~12:55 E:中村海岸

 

13:18~13:35 F:銚子ダム

銚子ダム周辺には隠岐片麻岩と呼ばれる隠岐で最も古い地質が露出している。約2.5億年前に高い熱と圧力を受けてできた変成岩で、当時の大地の動き(プレートの衝突帯)を記録した岩石である。同様の岩石は飛騨地方とユーラシア大陸や朝鮮半島に分布している。

14:41~ G:西郷港