第4回日本ジオパーク大会 隠岐大会

10月17日(木)

ツアー概要

時間
8:20〜17:10 隠岐島文化会館発着
内容  
Dコース:島後2日間ツアー
費用  
20,000円
見学地
隠岐の島町(島後)

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※内容については当日の内容を元に掲載しており、予定されていた内容と一部異なる箇所がございます。

時刻 場所 解説・写真
08:35 A:隠岐島文化会館前集合、発
08:48~09:10 B:隠岐自然館

隠岐の島の成り立ちや自然環境(動物、昆虫、植物、海洋生物、岩石)を紹介するための展示施設

09:18~09:55 C:玉若酢命神社

隠岐の総社。重要文化財の社殿、随神門、古民家、駅鈴、天然記念物の八百杉がある。毎年6月には御霊会風流という神事が催され、西郷周辺の各集落からやってきた神馬が手綱を持つ人と共に境内を駆け上がる。

10:15~10:50 D:奥津戸海岸

一般的には亜高山帯に見られる植物が標高ゼロメートル地帯で見られる代表的な「独自の生態系の観察スポット」。オオイワカガミ。トキワイカリソウ(白花)が咲く5月頃が最適。ミズナラやユキグニミツバツツジ、シナノキなども。遊歩道は海岸線をたどって津戸の集落まで続いている。

11:25~12:05 E:壇鏡の滝

日本の滝百選、日本名水百選に選ばれている滝とその水は、地域ではゲン担ぎの水として知られており、相撲大会や牛突き大会の前に関係者がここに水を飲み、勝利を祈願している。滝は2筋あり、社殿の脇のものが雄滝、もう1つが雌滝と呼ばれている。雄滝は滝壺の裏の岩肌がえぐれており、瀑布を裏から見られる。

12:25~12:36 F:那久岬

島後の南西の端にある岬で、目の前には島前諸島との間に広がる島後水道がひろがる。展望が良く、島前の西ノ島まではおよそ12kmよく見える。夕陽、いさり火、空模様の観察スポットでもある。灯台までの道は牛の放牧場。

13:05~13:55 G:ホテル海音里  
14:02~14:30 H:福浦トンネル

土木遺産にも指定されている手掘りのトンネル。海側が明治初頭に掘られた初代のトンネルで、陸側のトンネルは明治の終わり頃に掘られ、その後昭和50年に拡張された2-3代目のトンネル、手掘りの歩行用、手掘り+火薬の馬車用、重機の自動車用と、工法と用途の進化がトンネルの形をとって記録されている。

14:49~15:30 I:久見海岸

白い岩肌は国内では珍しいアルカリ流紋岩。その上にはダルマギクやシロウマアサツキが見られる。前者は日本海沿岸西部に広く分布する大陸性の花で、後者は本来亜高山帯に分布するネギの原種とも言われる花。また、海岸では黒曜石の小石が多数転がっている。

15:57~16:28 J:白島展望台

島後の北端に突き出した岬は島々の岩肌と松の緑、海の青のコントラストが楽しい景勝地。コントラストが楽しい景勝地。100から1足りないと言われる多くの島々は大きく3種類の溶岩がこの海岸に分布するためである。また、遊歩道は植生の観察ポイントにもなっている。